米国政府基準 NIST SP 800-171

Active Directory が無くても、
NIST SP 800-171 の
多要素認証は満たせます

取引先から「アメリカのセキュリティ基準に対応してください」と言われた。
けれど自社にあるのはワークグループのパソコンだけ。サーバーも、IT担当者もいない。
そこで止まっていた会社のための答えです

アプリップリキー

パソコン1台から、最短5分 専用サーバーも、ハードウェアキーの配布も要りません

NIST SP 800-171 Rev.3 要件 03.05.03(Rev.2 では 3.5.3)

privileged and non-privileged accounts

Rev.3 はローカルとネットワークを区別していません。そのパソコンの前に座って行うログインも対象です

01 / 背景

この基準のことは、お客様から教わりました

はじまりは、1本のお問い合わせでした。

「取引先の上場企業から、アプリップリキーを入れれば基準を満たせそうだと言われたので、連絡してみました。」

求めてきたのは防衛関連ではありません。日常的にお取引のある大手企業・上場企業です。その会社が、サプライチェーン全体に向けて「この基準を満たしてほしい」と連絡しているとのことでした。

しかも、求められたのは ISO 27001 でも、日本国内のセキュリティ基準でもありませんでした。名指しで指定されたのが、アメリカの NIST SP 800-171 だったのです。

同じご相談がその後も続きました。当社がこの基準を知ったのは、お客様からです。

02 / この基準は何か

アメリカ政府が定めた、事実上の「取引の条件」

NIST SP 800-171 は、アメリカ政府(NIST = 米国国立標準技術研究所)が定めたセキュリティ基準です。政府が扱う重要情報を、政府以外の組織が預かるときの守り方を定めています。

この基準が米国防総省(ペンタゴン)の調達先に適用されることから、事実上の「防衛産業の基準」として世界に広まりました。そして、それを日本の防衛装備庁が同じ水準で取り入れたものが「防衛産業サイバーセキュリティ基準」です(2022年3月策定、2023年度の契約から適用)。

🇺🇸 NIST SP 800-171

アメリカ政府が定めた基準。米国防総省の調達先に適用され、事実上の防衛産業基準として世界に広まりました。

🇯🇵 防衛産業サイバーセキュリティ基準

上記を日本の防衛装備庁が同水準で取り入れたもの。2022年3月策定、2023年度の契約から適用されています。

日本側のこの基準は、第三者が与える「認証」ではなく契約に付く条件(特約条項)です。そして下請・再委託先にも要求が降りていきます。

ここが大事なところです。「下請・再委託先まで同じ水準を求める」という考え方そのものが、防衛の外へ広がっています。大手企業が自社のサプライチェーン全体に同じ基準を求めるのは、この流れの延長にあります。

だから、防衛省ともアメリカとも関係のない会社に、ある日「アメリカの基準に対応してください」という連絡が届きます。対応できないなら取引を見直します——いま当社にいただくご相談で、最も多いのがこの話です。

03 / 要件

要件 03.05.03 は、社内のパソコンも対象です

多要素認証について定めているのが要件 03.05.03(Rev.2 では 3.5.3)です。最新版(Rev.3)の原文はこうなっています。

“Implement multi-factor authentication for access to privileged and non-privileged accounts.” (特権アカウントおよび非特権アカウントへのアクセスに、多要素認証を実装すること) 出典: NIST SP 800-171r3(2024年5月)要件 03.05.03

ここに「リモートからの場合は」という限定はありません。Rev.3 では、ローカルアクセスとネットワークアクセスの区別そのものが無くなりました。ひとつ前の Rev.2 は、こう書かれていました。

“Use multifactor authentication for local and network access to privileged accounts and for network access to non-privileged accounts.” (特権アカウントのローカルアクセスおよびネットワークアクセス、ならびに非特権アカウントのネットワークアクセスに、多要素認証を使用すること) 出典: NIST SP 800-171 Rev.2 要件 3.5.3

つまり Rev.2 でも、特権アカウント(管理者ID)のローカルアクセスは対象でした。そして Rev.3 では、すべてのユーザーのアクセスが対象になっています。どちらの版で見ても、社内のパソコンのログインは外れません。

ここが見落とされがちです。「多要素認証はリモートアクセスの話」と思われていることが多いのですが、原文には local access がはっきり書かれています。そのパソコンの前に座って行う、いつものWindowsログインが対象です。

つまり——社内にあるワークグループのパソコンだからといって、対象から外れることはありません。

04 / これまでの壁

「対象だと分かっても、入れられるものが無い」

多くの多要素認証の仕組みは、Active Directory や Microsoft Entra ID があることを前提に作られています。しかし実際の中小企業は、こうなっていることのほうが圧倒的に多いはずです。

当社にご相談くださったお客様の言葉が、この状況をよく表しています。

「ようやく、うちでも導入できるものを見つけました。」
05 / 解決

パソコン1台から、Windowsログインを多要素認証にします

アプリップリキーは、Active Directory も専用サーバーも使いません。パソコンにインストールして、お手元のスマートフォンを登録するだけです。

🔑
知識情報
Windowsパスワード
知っているもの
+
📱
所持情報
お手元のスマートフォン
持っているもの

種類の違う2つの要素を組み合わせているので、2段階認証であると同時に、2要素認証(多要素認証・MFA)です。これが要件 03.05.03 が求めている形そのものです。

1

AD 不要

ドメインでもワークグループでも同じように動きます。ネットワーク構成を変える必要がありません。

2

PC1台から

デバイスライセンス。最低契約台数も最低契約期間もありません。対象の範囲から始められます。

3

最短5分

設定画面に沿って進めるだけ。専門知識は要りません。その日から使えます。

4

追加機器なし

すでにお持ちのスマートフォンを使います。ハードウェアキーを人数分そろえる費用がかかりません。

しかも、毎日のログインはパスワード入力から、スマホのワンタッチに変わります。対策を入れたのに仕事が遅くなる、ということがありません。ログインが簡単になる仕組みを見る →

06 / もうひとつの要件

ログの保存と提出も、同じ1つでまかなえます

NIST SP 800-171 が求めるのは多要素認証だけではありません。監査とアカウンタビリティ(要件 03.03系。Rev.2 では 3.3系)——誰がいつ何をしたかを記録し、必要なときに取り出せること——も求められます。

保存期間の上限なし

保存期間の設定を設けていないため、10年分でも残せます。「何年分残せますか」と聞かれたときに答えられます。

期間を指定して集計

監査で求められた期間だけを切り出して確認できます。

CSV 出力

フォレンジック調査や監査資料の提出に、そのまま使えます。

ご本人へ即時通知

不審なアクセスを検知すると、そのパソコンを使うご本人のLINEへ約1秒で届きます。自動でIPを遮断します。

別々の製品を2つ買う必要がありません。多要素認証とログ、両方の要件に1つで届きます。

07 / 正確にお伝えします

「NIST SP 800-171 認証取得製品」ではありません

はっきり書いておきます。NIST SP 800-171 は、組織の管理体制に対する基準です。製品が認証を取得する仕組みはありません。どのメーカーであっても「この製品を買えば 800-171 に適合する」ということは成り立ちません。

要件を満たすのはお客様の組織であり、当社がお渡しするのはその手段です。アプリップリキーは、多数ある要件のうち要件 03.05.03(多要素認証)を満たすための実装手段としてお使いいただけます。あわせて要件 03.03系(監査とアカウンタビリティ)にも寄与します。

社内やお取引先への説明では、「要件 03.05.03(Rev.2 では 3.5.3)の多要素認証を、アプリップリキーで実装した」という書き方になります。この形であれば、監査でも調達審査でも、そのまま通ります。
08 / はじめ方

対応の進め方

1

範囲を決める

保護すべき情報を扱うパソコンを洗い出します。まずはそこだけで構いません。

2

入れて試す

1台にインストールして動かしてみます。最短5分です。

3

広げる

問題なければ台数を足していきます。台数の制限はありません。

対応の期限が決まっている場合は、その期日をお知らせください。間に合う進め方をご提案します。

Q&A

よくあるご質問

NIST SP 800-171 への対応について、お問い合わせの多いご質問をまとめています。認証を取得しているのか/Active Directory が無くても満たせるのか/要件 03.05.03 はリモートアクセスだけの話ではないのか——6つの問答を「よくある質問」のページに置いています。

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Active Directory が無くても、IT担当者がいなくても、パソコン1台から始められます。

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